私って小陰唇が大きいかも?と悩んだら…

公開日: 2024.08.22

最終更新日:2024.08.22

小陰唇(びらびら)が大きいと、見た目上の悩みだけでなく、座っている時や自転車に乗った際の違和感・不快感にも困らされますよね。
誰とも比べたりできない悩みだからこそ、一人で抱え込む方も多いのですが、そのままにしておくと黒ずみなどに繋がる場合もあります。

こちらの記事では、婦人科の専門医として20年以上女性の身体の悩みや不調に向き合ってきたMET BEAUTY CLINICの福山院長監修のもと、以下のポイントをわかりやすく解説します。

この記事のポイント

  • 小陰唇(びらびら)の場所と構造
  • 小陰唇(びらびら)が大きくなる理由
  • クリニックにおける治療方法

小陰唇(びらびら)ってどこのこと?

人と比べることが難しく、形や大きさの悩みを抱え込みやすい小陰唇(びらびら)。
解剖学的に正しい知識を身に着けることで、あなたの悩みを少し解消できるかもしれません。

まずは女性器周辺の構造と名前を確認しましょう。

小陰唇(しょういんしん)

小陰唇は、クリトリスとつながる女性器の一部です。俗称として「びらびら」と呼ばれることも多いようです。
尿道口と膣口を挟むように左右一対のヒダになっていて、尿道や膣を保護する役割があります。

大陰唇(だいいんしん)

大陰唇は、小陰唇の外側を取り囲むように存在するヒダです。女性器を保護するために皮下脂肪が多く、ふっくらしています。

小陰唇の一般的なサイズって?

小陰唇のサイズ(大きさや厚み)には個人差があるため、一般的な基準は存在しません。
ですが、直立時に大陰唇から小陰唇が大きくはみ出していたり、左右差を感じている場合は、以下のような困りごとが発生することもあります。

・摩擦による黒ずみ(色素沈着)
・座った時や自転車に乗る際の違和感
・パートナーに見られることに対する不安

ではなぜ小陰唇が大きくなったり、左右に差が発生するのでしょうか?

小陰唇が大きくなる理由

小陰唇のサイズが大きくなったり、左右で差が生まれる理由のほとんどは遺伝的な理由、つまり”個人差”によるものです。
たとえば目元が一重の人と二重の人がいるように、小陰唇の大きさやカタチの違いも生まれつきの差なので過剰に気にする必要はありません。

ただし、日常的な習慣や、身体的構造によって小陰唇が大きくなっているケースもあります。

座り方のクセ

座った時の体重が左右どちらかに傾いていると、負荷がかかる側の小陰唇が圧迫され肥大化(大きくなる)ことがあります。また、長時間の座りっぱなしや自転車のサドルが当たるのにも注意が必要です。
この場合は習慣そのものを改善しないと、小陰唇の縮小手術をした後も再び小陰唇が大きくなってしまうリスクがあります。

炎症による影響

小陰唇が摩擦や性感染症による炎症を起こして腫れると、周囲の皮膚が引っ張られ、伸びてしまいます。炎症が治った後も皮膚のたるみは解消されないため、結果的に小陰唇が大きくなってしまうのです。

エストロゲンによるもの

成熟期を迎えた女性は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えます。すると小陰唇をはじめとした性器も肥大化する傾向があります。
しかし、これは一時的なもので、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の減少とともに、小陰唇の大きさも縮小します。

絶対に手術が必要?

そもそも小陰唇の大きさやカタチには個人差があります。

また、小陰唇には尿道や膣を守る役割があるため、単純は小さい方が良いとは言えません。

さらに、先ほども説明した通り、小陰唇は性的に成熟する年齢になると女性ホルモンのエストロゲンによって、一時的に大きくなるものです。
そのため絶対に手術が必要というわけではない、というのがMET BEAUTY CLINICとしての意見です。
ただし、日常生活での困りごと(見た目のコンプレックスや違和感、痛みなど)がある場合は、手術で解消することによるメリットが大きいとも考えています。

もし小陰唇の大きさやカタチに悩まれている場合は、まずお気軽にご相談ください。

MET BEAUTY CLINICでは、産婦人科の女医である福山自らが診察・施術を行います。
ただ単に小陰唇を縮小するのではなく、加齢による自然な縮小を考慮した小陰唇のデザインを提案することで、手術直後はもちろん、将来的にも快適に過ごせるようお手伝いいたします。

クリニックでの治療方法

では、具体的にどのような治療方法があるかというと、小陰唇の縮小手術による治療が可能です。

手術と聞くと「とにかく痛そう」「メスを入れるのが怖い」「術後のケアが不安」と感じる方がほとんどです。
しかし、MET BEAUTY CLINICの小陰唇の縮小手術は痛みと出血が少ない炭酸ガスレーザーによる施術を採用しているのでご安心ください。

MET BEAUTY CLINICだけの特徴

当院で行う小陰唇縮小手術には、患者様の負担を減らすための特徴が数多くあります。

  • 炭酸ガスレーザーによる縮小手術

 一般的にはメスを使用した小陰唇縮小手術が主流ですが、MET BEAUTY CLINICでしようするのは炭酸ガスレーザーによる施術のため、出血や痛みがほとんどなく、ダウンタイムも短く済みます。 

  • 独自形状の鉗子(手術器具)を使用

 小陰唇のカーブに沿った形状で仕上がりをなめらかにする、MET BEAUTY CLINICにしかないオリジナルの鉗子(かんし)を使用しています。一般的な鉗子とは異なり、患部の組織を押しつぶさない形状で、施術後ののラインが美しく仕上がるのが特徴です。

  • 抜糸が必要ない

 遠方からの患者様でも安心して施術を受けていただけるように、自然に溶ける糸を使った埋没法で縫うため、抜糸のための来院が不要です。

  • 複数の麻酔を使い分けるので痛みを感じにくい

 塗る麻酔と注射タイプの麻酔を併用することで、麻酔注射の痛みすらかんじることなく、施術を受けることが可能です。

  • アフターケアも充実

 術後も麻酔が効いているうちに、内服タイプの痛み止めと抗生剤を処方します。数日分の痛み止めを処方するため帰宅後も安心です。

中でも、MET BEAUTY CLINICにしかない特徴が「炭酸ガスレーザーと独自形状の鉗子の組み合わせ」です。

このなだらかなカーブに沿って小陰唇を炭酸ガスレーザーで焼き切ることで、自然な見た目のラインに整えることができます。
切ったり縫ったりしたことがわかりづらいナチュラルな仕上がりは、実際の患者様にも喜ばれています。

このように、当院では手術に対する痛みや不安を取り除く取り組みを行っております。
それでも実際に手術を受けるとなると、恐怖を感じてしまう方もいらっしゃいます。

当院では充分なカウンセリングの上で最適な方法をご提案させていただいておりますので、まずは気軽にご相談くださいね。

まとめ

小陰唇の大きさやカタチは誰かと比べにくいため、ずっと誰にも言えずに悩んでいる方も少なくありません。

MET BEAUTY CLINICには、産婦人科の領域と美容医療の領域のプロが在籍しております。
女性の特有のデリケートな悩みは、院長でもある産婦人科医の福山が診察から治療、アフターケアまで一貫して担当いたしますので、ご安心ください。
女医ならではの視点と最新の技術を用いたオーダーメイド治療で、1人1人に寄り添った施術を行ってまいります。

どんな悩みも、まずは一度ご相談ください。
あなたにあった解決策をご提案させていただきます。

記事監修者

MET BEAUTY CLINIC
院長:福山 千代子

日本産科婦人科学会専門医。
20年以上にわたり女性特有の身体の悩みや不調に向き合い、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も 積極的に行っている。

日本産科婦人科学会・女性心身学会所属。